ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番収集記R

様々なピアニストによるラフマニノフ「ピアノ協奏曲第3番」の録音を収集。聴き込んだ上で、独自の基準により採点、ランキングし、それを公開するサイトです

13位:小山実稚恵

小山実稚恵のピアノ。フェドセーエフ指揮、モスクワ放送交響楽団。2002年の録音で、超高音質。ピアノの音が、しっかりキレイにとらえられています。

日本人による3番の演奏の最高峰。テンポをやや遅めにとり、一つ一つの音をクッキリ、それぞれ、かなりの力強さで弾きこみます。しかもランキング上位盤と比べても全く見劣りしないスケールの大きさ、完成度。パワー型の男性ピアニストにも一切見劣りせず、とにかくカッコいいです。

とくに2楽章から3楽章へ入るところ。ここの最高音を、ここまで響かせた録音ははじめて。あまりに理想的過ぎて感動。大カデンツァこそ、キッチリ過ぎて、ほんの少し”遊び”が足りない気はしますが、それでもほぼ完璧の出来。



その他、処々の聴かせどころでも、おおむね期待を裏切らず、総合的な完成度は絶品。華やかにして重厚、これだけ胸のすくような爽快感をともなう魅力あるディスクは稀有です。録音状態も最良ですし、文句無くお薦めです。